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次の日
黎遠
「……では、新入生歓迎会は鬼ごっこという事で………いいのか?」
放課後の2ーSの教室で会議の為ナルシ会長と向かい合っていた。内容は新入生歓迎会
陸
「えぇ、毎年恒例ですから」
「なら景品どーする?どーする?」
黙れ下僕1。でしゃばるな
帝
「恒例の食堂無料券1年分と夏休み課題免除、一ヶ月授業免除でいいんじゃないか?」
投げやりにそう言って視線をあげると奴と目が合ってしまい、思わず目を反らす。正直気まずい。いくら相手が相手とはいえ本人の目の前で「気持ち悪い」と叫んでしまったのだ。流石に僅かにある良心が痛む
「「それだけー?つまんなーい」」
秋雅
「確かに~」
風季委員書記の双子と生徒会会計は相変わらずのウザさだ
奏
「……増やす?」
「どうせ増やすなら金のかからないものにしよう。うん、そうしよう」
…相変わらずのケチさだな。風季委員の会計は。ここでケチったところで膨大な学費は変わらんというのに
秋雅
「俺らとの一日デート券とかは~?」
「なら捕まえた相手に1つ命令できる権利を!!」
黎遠
「俺達とデートとか…嬉しいのか?」
陸
「えぇ、皆さん発狂するくらいに」
黎遠
「そ、そうか…」
…あぁ気持ち悪い。あの俺様はどこにいった?記憶と一緒に流れたのか?
「それなら金かからないしいいね!いいよ!!決定!!」
「「書いとくねー」」
勝手に決めるな。まぁどうでもいいが
黎遠
「鬼はどう決める?」
奏
「去年は…抱かれたいランキングの……10位まで。…後は…クジ」
…そんな馬鹿馬鹿しいランキングあったな。それが原因で風季に入ったんだよな、俺。抱かれたい・抱きたいランキング1位は生徒会に入らねばならないとかふざけてる
秋雅
「なら決定~!俺~クジ作ってくるね~!」
だから勝手に決めるな!
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