風紀委員長の憂鬱

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獅音 「では、会議はこれで…」 その一言で、皆は自分の仕事を済ます為や用事を済ます為に立ち上がる 今までの険悪ムードはどこにいったんだ…戻ってこい!仕事しろ! ガタガタッ 帝 「…何してんだ?」 獅音 「何って…片付けだ」 あ り え な い !! 会議で囲んだ机はいつもなら放置か風季の奴らに直させていたのが、自ら片付けだと!!? 実は今まで夢でしたー!とかじゃないのか!? 獅音 「これでいいか…」 帝 「待て。片付けしたなら掃除もしたらどうだ」 獅音 「そうだな。何気に消しカス出たしな」 普通にホウキとチリトリを取りにいった桜堂院を睨みつける 俺の命令で人が動くのはスカッとするのだが…なぜだ、気に食わない 記憶喪失でこうも人格が変わるのか…恐ろしい 獅音 「…見てるだけなら手伝ってくれないか?」 帝 「…帰る」 桜堂院の声に俺は我にかえり、そそくさと教室を出ていった いつもなら上から目線の発言と態度にイラついて暴言を吐いていたが、今は全くイラつかない。態度も改まり人当たりもよくなっている …本当は入れ替わってました!とかではないよな?背格好も顔も同じだし この思考は自室に帰るまで続いていた
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