悲しみにのまれて

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海に向かって進んで行く私をはやとは浜辺に引き戻そうとする。 「なんで!邪魔しないで!!」 子供のように泣きじゃくる私。 「……だから。」 「なに!!」 「うみが好きだから!」 私は、はやとの気持ちを知っているのに知らないふりをしていた。 それでも、今の私の心は優平を思っている。
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