-次の犠牲者-

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仕事が終わり、竹田達とサヨナラを交わし栄江は帰路を原チャで飛ばしていた。 栄江はタバコが無くなっていたので、コンビニに寄った。 原チャを止め、明るい店内に足を踏み入れる。 チャリララ~♪ 栄江のメール着信音がなった。 すぐさま携帯を取り出しメールを開く。 件名 無題 さっき携帯鳴ってたよね?今度は自分で止めて下さいね。止めないと大変な事になりますよ? 栄江は時計の噂にすぐにピンと来た。 (どーせ、竹田の悪ふざけやろ) と気にも止めずカウンターに向かった。 送り主を確認せずに… 「マイセン ワン下さい」 「えーっと、あのすみません番号でお願いします」 店員さんにそう言われ、指でなぞりながらタバコを探す。 「えー…28番で」 その時だった ピッコー ピッコー… 店の掛け時計から音が鳴った。 しかし、ただの掛け時計からこんな音がするわけがない。
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