-次の犠牲者-

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不思議に思った栄江は店員に話した。 「変わった時計ですね」 と微笑みながら店員に話しかける。 「え?何がですか?」 全く理解していないのか店員は目を丸くして栄江を見つめた。 「何がって…その掛け時計、鳥時計みたいに鳴ってるやん?」 と言うと、店員は掛け時計に目をやると首を傾げ栄江に目をやる。 「お客様?何も鳴ってないですよ?」 「えっ?」 栄江は自分の体を冷たい何かが走り、冷や汗が流れるのを感じた。 周りにいた客もクスクスと笑いながら栄江を見つめる。 その時だった。
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