-身近の恐怖-

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ドアが開くといつもの、変わりのない部屋が目に映った。 入り口を開けると、一つの部屋があり、目の前に風呂、その隣にトイレ、そして入り口のすぐ右に小さなキッチンがある。 そして、キッチンの横にもう一つ扉があり、その扉の向こうに武末が寝ている。 オレ達は慌ただしく扉を開けた。 ピピピピピピピ… 部屋には音が木霊している。 ベッドの上に武末が見えた。 「おい、何もないか武末」 オレと松田は駆け寄った。 しかし、武末の顔を覗き込んだオレ達は笑顔をもらした。 「はぁ…よかった…寝てるだけか」 「心配させやがって」 と松田と顔を合わせ笑い合う。
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