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こんな毎日をオレ達は過ごしていた。
この時まだ"あんな事"が起こるとは思ってもみなかった。
ヒメとサヨナラのキスを交わし、家に帰ってきたオレ。
相変わらず家の中は暗く静まり返っていた。
｢はぁ疲れたぁ、しんどー｣
と足場を探すのに苦労するオレの部屋の布団に倒れ込む。
すると、
ジリリリリリリ…
突然部屋中を駆け回る。
｢うわっと｣
オレは飛び起き、音の犯人の目覚まし時計を消す。
｢びびったぁ…｣
タバコに火を付けテレビをつける。
チャンネルを変えながら何かおもしろい物はやってないかと選局ボタンを押す。
｢何もやってへんな｣
と仕方なくニュースに手を止めた。
AM3時04分
特にやる事もなく寝ようとした時だった。
｢えー、続いてのニュースです。先程AM1時頃、○県○市で男性の死体が発見されました。発見されたのは○○アパートの部屋、発見者はアパートの大家さんで目覚ましがずっと鳴っていた模様です。検察官によりますと、外傷も無く毒物も確認できなかったため心臓麻痺と見ている模様です。続いてのニュースは…｣
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