第一章~出会い~

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「はい、もしもし。藍です。」 『あら。なかなか早いわね。もう使いこなしてるのかしら?』 「いえ、使い方が至極単純だったものでして…」 『優秀な式を持つと私も鼻が高いわ♪』 「…ありがとうございます。」 『ところで、見回りの方はどう?問題はないかしら。』 「はい、今のところは。」 『そう、なら良いわ。なにかあったら連絡しなさい。』 「分かりました。それではまだ見回りが残っているので。」 『はいはい、またね。』 「失礼します。」 そう言って通話を切った。
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