夏の夜の夢

7/11
前へ
/98ページ
次へ
その時だった。 いつの間にか私は ユラユラと水の中にいた身体が 水沼の腕の中へ捕まっている。 何が起こったのか 分からなくて 一瞬身を委ねてしまったが こんな所 部長に見られたくない。 「やめてよ」 離れようと突き放した腕は あっさりと水沼につかまれてしまう。 そのまま 強引に キスされてしまった。 周りでは 酔っぱらった皆が水沼を応援するように 囃し立てている。 その時 部長と目があった。 見られていた。 大好きな部長に・・。
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加