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その時だった。
いつの間にか私は
ユラユラと水の中にいた身体が
水沼の腕の中へ捕まっている。
何が起こったのか
分からなくて
一瞬身を委ねてしまったが
こんな所
部長に見られたくない。
「やめてよ」
離れようと突き放した腕は
あっさりと水沼につかまれてしまう。
そのまま
強引に
キスされてしまった。
周りでは
酔っぱらった皆が水沼を応援するように
囃し立てている。
その時
部長と目があった。
見られていた。
大好きな部長に・・。
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