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一、人称に関するあれこれ
・一人称
基本的にあらゆる文章において使わないほうが良い。
文章内の一人称とは、筆者あるいは主人公を指すわけだが、文章の理想は文中の視点者(筆者・主人公)と読者の同一化である。
その上で、一人称は読者と視点者を隔絶してしまうので、文章内に一人称を入れるのは芳しくない。
ただし、例外がある。
一人称複数形である。
随筆と詩などに限られるが、一人称複数形は共感の喚起に繋がる。
つまり、内容に対して、「一般論である」という認識を与えられるのである。
一人称に関するあれこれは以上。
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