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ー今まで本気で恋愛なんてしたことなかったし、自分がそんなことするとも思ってなかった。あたしは悪くない。彼奴が悪いんだ…ー
夕日は絵を描くことが好きだったので漫画研究部と雰囲気に押された演劇部でかなり迷った。
結果、演劇部に入部した。
本入部届けも出さないうちから部活の日は毎日当たり前のように参加した。
1年は夕日の他に男子4人と女子が1人。
さあ、始まる、またあたしの大好きな部活…!
そして早速一つ目の事件が起きた。
「ぶっちゃけ合わないよね、千晶とあたし」
「うん」
1年で女子は夕日と千晶だけなのに出会って二日目で友好関係は紡ぐ前に消え去った。
それから口を開けばもめる日々が始まった。
部活で自己紹介の場が設けられた。
田舎の学校というのもあって部員は全員で男子6人、女子5人の11人だった。
一通りメールアドレスの交換を終え、発声練習をした。
演劇部は部活が終わってもすぐには皆帰らず少し教室でそのまま自由にしていた。
入部からまだ5日たっていない頃。
二つ目の事件が起きた。
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