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「郁也の浮気者はどうだっていいの!なんぼでも言えっ!」
え?え?
言われている3人も呆気にとられている。
「お、お姉ちゃんは……、お姉ちゃんは悪くない!あたしのお姉ちゃんなんだからね!あたし以外は悪口言っちゃダメなの!」
めちゃくちゃな主張。
涙目で、声がかすれてて、顔は真っ赤。
すごく無理をして言っているのが分かった。
「菜花!」
あたしは、我慢できずに教室に飛び込んだ。
「げっ!何しにきたの!」
嫌そうな顔。
見た瞬間、「出てけ」って、心の声が聞こえるほどに。
それでもあたしは構わず菜花に抱きついた。
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