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「シッ、シルクくんっ、ベルちゃんっ、喧嘩なんかしちゃ駄目だよっ! ……確かにシルクくんは男の人に襲われた事があったり告白されたりしたし、ベルちゃんも女の子達から王子様って言われてるけどっ」
ラインベルトさんの言葉にアイランくんもセオルさんも黙ってしまう。
嫌味とかじゃなくて本気で言ってるから何も言えないんだね。
本人は黙ってしまった二人にきょとんとしてるけど。
「ごちそうさま。 アヤミ、学園が終わればまたシフォンへ行く」
「もう行くの?」
「もう少しで授業が始まるからな」
クロスの言葉に三人は時計を見れば三人は慌てていた。
時間のこと気にしてなかったのかな。
「あーっ、私たちも早く行かなきゃ遅刻しちゃうよ!」
「次の授業何だっけっ?」
「次はレイジー先生の歴史の授業ですっ」
三人は『ごちそうさまです』と手を合わせれば食器を片付けようと立ち上がる。
「私が片付けておきますので授業へどうぞ」
「ありがとうございます! 行くぞ!」
私に頭を下げた三人はバタバタと走りながら食堂を出て行った。
勉強は嫌いだけど学校って感じで楽しそうだなー。
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