乙女の嫉妬は鬱陶しい

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  「大人だねー」 「私は学園を卒業したらすぐに嫁ぐことになってますからね。 花嫁修行も抜かりなしです」 こっちの花嫁修行って何なんだろう。 昔は料理、お花、お茶、着付け、礼儀作法とかだけどこっちもそうなのかな? 「ア、アヤミさんは居ないんですか?」 「そうっすよ! リストルさんと凄い仲良いみたいですし!」 いや、だから私とクロスはただの友達だし。 クロスからしたら友達じゃないかもしれないけど、流石に未成年とは付き合えないよ。 ……クロスの気持ちをわかってるのにハッキリ言わない私が最低なだけ。 でも、告白されたわけでもないのに何か言うのもあれだし……。 「クロスは友達だし、今はお店のことがあるから恋愛する気はないんだ。 アルフもまだ小さいしね」 「小さくともアルフくんは強いじゃないですか。 Aランクなんですよね」 「俺達ぐらいになったらSランクになってたりして」 戦闘ギルドの方はよくわかんないけど、アルフはいい子に育ってるわ。 ギルドにも通ってるのにお店の手伝いもしてくれてるし。 ギルドの人たちとも仲良くしてるみたい。 私と同じように戦マスターはやっぱり苦手みたいだけどね。  
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