返事がない、ただの卵のようだ。

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途中で産気付いたお爺さんを助けていたがなんとか間に合った。 「キング・クリムゾンッ!!なんちゃって。」 そして入学式が終わってクラス割りを見に行く。 クラスはA,B,C,D,特進の五クラスあり、少なくとも特進はありえないのでDから自分の名前を探していく。 「藍川……荒木……荒瀬……石田……ないな。」 Cクラスは? 「石ノ森……ない。」 B、 「宇崎……ないよ。」 A、 「勇川……石川。 まさか、」 特進を見てみる。 「アンナ=フォレントレット、庵楽 譜楽……… 諌奈目 瑛斗。」 意味がわからない、何故俺が特進クラス?確かに俺は普通科を受験した筈だ。 訳ワカメ。 俺が混乱しながら後ろに後ずさっていると、 ドンッ 「うぉわっ!?」 「わ。」 誰かにぶつかってしまった。 「あ、すいませ」 俺はそこで次の「ん」の言葉を失ってしまった。 そこにいたのは超絶の美少女だった。 後ろで一まとめにされた髪は透き通るような銀髪で、瞳は深い碧をたたえていた。 「気をつけて。」 「あぁ、すいません。」
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