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「で、この子狐少女が件の子かの?」
「まぁそーだな。
………でだ、譜楽、ドリンクに今回は何入れた?」
「もふ。」
「うにゃー!はーなーせー!!」
「うむ、今回の譜楽すぺしゃるはメロンソーダとコーヒーにとっておきのいちごオレじゃ!」
「うん、まずはいちごオレから離れよう。
あと単品にも単品の素晴らしさがあるぞ?」
「あっ。」
「う゛ぇぇぇぇ゛ぇ゛ぇぇ!え゛ーどぉぉ゛ぉぉぉ゛ぉ!!」
「あーよしよし。」
「しょぼん………。」
「御葛女……あそこまで尻尾をこねくり回せば嫌がるじゃろうに。」
「極上の触り心地……。」
「ひうっ!?」
「あーよしよし、御葛女さんもそれくらいにしてくれません?凉雪も怯えてるんで。」
これが今朝の出来事。
これのせいで凉雪が御葛女さんに近寄らなくなったのは言うまでもない。
時は過ぎて昼、
「そーいえば特進クラスにいるのって皆召喚士(サモナー)なんだよな。」
俺は朝買った幕の内弁当をテキトーに那韻、凉雪、例の小災害スライムことゲルマ(昨晩命名)に与えながら話を切り出す。
ちなみに与え方はカードに近づけると肉やご飯が勝手に中に入って行った。
もし自分の喚者が巨大な奴とかだったら食費とかはどうなってしまうのかと思っていたら、何でも学園側が喚者用の食糧をディスペンサから調達しているらしいので申請すれば用意してもらえるらしい。
………どーりで周りに血が滴る生肉とかを持ってる生徒がいるわけだ。
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