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「ぶぇっくしゅ!……あーハイ、追装学をぉくしゅ!担当する、葉風 彩紀(はかぜ あやき)でっしゅん!!……先生は、このシーズぶしゅ!シーズンは、花粉しょぶふ!花粉症なので……くしゃぁみっしゅん!が止まりませっぶす!ズズッ、なるべく筆談するので……夏までがまんべっしゅ!我慢してください……はぁぁぁっくしょぉぉん!!」
………随分と辛そうな眼鏡に白衣の男性教諭が息も絶え絶えな様子で自己紹介を始め、先生のくしゃみをBGMに授業が開始された。
〔ハイ、では追装の種類についての説明します。
基本的に人間界の願望や願い、思いの結晶が武器などの装備品になったのが追装です。
追装としての格は願いの強さと生み出されてから経た時間に比例します。
有名どころならばアーサー王のエクスカリバーなどですね。
逆に怨念などで作られた追装も存在します。
有名なのは日本の妖刀村正などでしょうか。
次に………〕
先程から黒板にものすごいスピードで字が書かれていくのを必死に書き写していく。
〔そして例外としてディスペンサに住まう者の中でも強い力を持つ者が作る武器なども追装にカテゴライズされます。〕
ふーん。
「でわっくしゅ!庵楽君、追装っぶし!」
葉風先生は一度鼻をかむと、チョークで黒板に
〔では庵楽君、追装の使用方法の特徴を述べてください。〕
「ぬふぉ!?………よ、弱ったのう……ワシは追装はあまり使わぬからのう。
……瑛斗、教えてくれぬか?」
初心者に聞くか普通。
まぁ昨日予習したから触り程度には分かるけどさ。
俺がボソボソと譜楽に追装の特徴について説明すると、譜楽はありがたげに頷くと、
「追装は基本的に二種類の使用方法があるのじゃ。
一つは喚者に装備させる、もう一つは召喚士自らが装備することじゃ。」
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