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原「あ、もうこんな時間か…」
指「え?ほんとだ…早いな時間が過ぎるのって」
原「ほんとだな…」
気づくともう既にあたりは薄暗くなりはじめていた。
原「………帰ろうか」
指「……うん」
原「送るよ莉乃の家までさ…変わってないんだろ?あの頃と」
指「いや、今一人暮らししてるから実家じゃないんだ」
原「そうなんだ…」
指「うん…だからここでいいよ(笑)ありがとう優也」
原「暗いけど大丈夫か?(笑)」
指「大丈夫ですよ!」
原「あの頃は「怖いぃぃ!送って下さいよ~」って泣きながら俺に言ってたのにな(笑)」
指「あ、あの頃とは違うから!」
それもそうだよな時は流れてるんだから変わるよな
そんな事を思っていた。
原「そっか……じゃあな莉乃。彼氏と仲良くしろよ?」
指「うん、ありがとう優也君。そっちこそ彼女と、奥さんと仲良くしてよね(笑)」
原「わかってる(笑)……じゃあな」
指「うん…さよなら」
さよなら……その一言を彼女が言った事で彼女も、莉乃もわかってるんだと思った。
今日は偶々再会したけれどきっと
もう二度と
会う事はないんだと
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