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あの頃とは違って君は俺の助けなしで自分の家まで走り抜けてかえっていく。
その後ろ姿を俺は見送っていた。
すると彼女は振り向いて俺にも聞こえる声でこういった
指「優也君!約束覚えてたけどごめんね!守れなくて」
原「俺は忘れたよ!何だったけ?大事な約束か?」
指「い、いや!なら良いんだ!気にしないで!じゃあね(笑)さよなら!」
原「あぁさよなら!気をつけてな頑張れよヘタレ(笑)」
指「一言多いし、ヘタレじゃない!」
最後にそう言って君は帰って行った。
原「……あいつ覚えてたんだな(笑)もう忘れてると思ったのに」
覚えてないと言ったけど俺は本当は覚えていた。
「次にあった時に彼氏と彼女がいなかったら結婚する」
その約束を
原「あの約束からもう8年か……本当に時間が流れるのは早いな」
君が俺の助けなしで走り抜けて行った様に俺も未来に向かって走り抜けて行こうと決めた。
君には言わなかったけど俺も君に助けられていた。
君の行動に
原「結局好きだったって言えなかったな」
ヘタレと言った俺の方がヘタレだったなと今になって思っていた。
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