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「パパがアメリカの病院に来てくれた時には、ママはもう意識が無かったの。
でもね、不思議とパパの声だけははっきり聞こえたの。
『死ぬな～！死んじゃダメだ～！』って。
その声を聞いた瞬間、
(あぁ、私 死んじゃいけないんだ！
もう一度パパに逢いたい！)
って強く強く思ってね･･･
そしたらスーっと身体が軽くなって、ゆっくり目を開けたら、そこに涙をぼろぼろこぼすパパがいたの。」
「パパが助けてくれたんだね!!
でも、あんなに強いパパが泣いたの？」
「うん。パパは世界で一番強くて、世界で一番優しいからね。」
「そうかぁ･･･
桃子もパパと結婚したいな～」
「うふふ。桃子が大きくなった時、必ずパパみたいな素敵な人に巡り逢えるわよ。」
「ホントに!?
じゃあ、先に永吉を探さなくちゃね！」
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