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「逆転した世界って事?」
「そうね。貴方達が居た世界に魔法は無いけれど、難しく考えずに言えばそうなるわ」
やっぱり魔法とか無かったんだ。占いとかもインチキ……、死んで気が付くってのは何かシュールな感じだな。
「それで、貴方達はとある男を見つけ出して欲しいの」
その言葉に俺は魔法とかそんな事が吹き飛んで、
「まさか……、お前は高校生の俺達に人を殺せと言うのかよ!?」
「そうねぇ……」
彼女は舐め回すような目で俺を見詰めながら、
「そうとも言えるけど、少しだけ違うわ」
ここで一度だけ足を組み直して、
「私が捜してるのは数年前に天界から落ちた私の父さんよ」
「は?」
「天使はね?天界から落ちると記憶を無くすの。けれども一応天使としての能力とか生命力とかは引き継がれるから生きてると思うけど」
「そんな理由かよ……」
「いえ?これは私のお願い。本当は魔王は倒すことよ。でも私のお願いの方が優先される巾じゃない?」
「…………お前って奴は」
「ん?何か不満?」
当然ながら大有りと言うか、ツッコミ所がチラホラ見え隠れしているが、屹度ツッコミを入れたら更に面倒な事に成るだろう。
チラリと高貴を見ると、どうやらお手上げみたいだ。
「まー、特に無しだ」
「詰まらないわ。……、まぁ此処は私セラフィムの名において、許してあげるとしましょう」
コイツ、めんどくせぇッ!!
「さて、最後に私から能力のプレゼントをあげましょう。しかし、三個までよ」
「よし、いよいよテンプレート来たぜ!!俺が欲しいのは魔力無限と、想像したものを造り上げれる物と、あらゆる物の知識!!」
勢いよく行き成り喋り始めた高貴にたじろぎながら、
「分かったわ。ほら、行くわよ」
胸に両手を起き、何やらブツブツ呟きながら、
胸から両手を離した瞬間、高貴に何かがぶつかる。
「痛いっ!?」
どうやら頭にぶつかったみたいだな。これで少しは頭のネジが戻ると良いが。
「さて、貴方は?」
「俺か?………………そうだな、身体能力を上げてくれ、俺はそれだけで十分すぎる」
「凄い自信ね、良いわ。そちらの方が転生時に少し細工するだけで済むもの」
最後に俺達の瞳を見て、
「一応は不老不死にするわね。けど、致命傷を負ったら最低で3日、最高で半年は目を覚まさないわよ。だから、……なるべく死なないように」
デレた。

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