取り敢えず最初は登場から

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広大な荒野、青い空 集団の魔物、数人の人間 「ラァッ!邪魔だボケェ!」 「ソルフ頑張ってー!」 「アミナス、私達もソルフ君のお手伝いしよっか?」 「頑張るよぉ!」 真っ赤な髪の毛の男はソルフ 橙色の女の子はアミナス 黒髪の女の子はシュエ この3人で、100は居るだろう集団を組む魔物を相手していた 集団と言っても一匹一匹の強さは低い 比較的大人しい魔物ではあるが、時たまに人への危害を加える集団があるためこうして3人は討伐に来ていた 「哀しみの集束 凍てつく世界 涙の具現 悲愴を願う神の涙さえ砕け散る この世界総てを 【ウィット・シエージュ】」 シュエの広域魔法 彼女の属性は氷 特殊な属性故に制御は難しい、更には氷の魔法自体が少ないが非常に強力である 「ごめんなさい…………砕けて」 「シュエ!危ねェよ!今完全に俺まで範囲入ってたぞ?!」 「ご、ごめんなさい!」 美しい氷像、それは彼女の合図と共に砕け散る 残っていた魔物も同じように 終わった後にソルフが抗議を訴え、直ぐ様シュエは謝る 「あー!ノワールだぁ!」 「おはよう、姫。遅れてごめんね?」 「おはようございます!ノワール、もうお帰りだよぅ!」 黒い翼、羽と共に現れたら青年 彼はアミナスを抱き上げて、前に居る二人に視線を移す 「悪いな、終わり頃になって来て」 「仕方ねェさ、アンタは徹夜明けで満足に寝てねェんだ。つか、こんな仕事は俺達のうち一人で充分だろ」 「おはよう、ノワール。ご飯作っておいたの気付いた?」 「おはよう、シュエ。美味しかったよ、ありがとう」 「イチャついてンじゃねェよ!俺の話聞いてたか?!」 ソルフの返答は華麗にスルー ノワールは謝罪してからシュエに向いて、話していた ギャーギャー、とソルフが喚くも受け入れられず 「じゃあ、帰るか。黒、帰ってゆっくりお茶飲もうか」 ノワールの問い掛けに、黒い羽が出現し喜ぶように跳び跳ねる 黒い羽はあっという間に数十にも増え、気付けばノワール、アミナス、シュエは消えていた 「あっれぇ?俺は?あー……………帰ろ」 ソルフを残して
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