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「ちょっと待って」
食堂から中庭に出た真友華と小鳩。
しかし後ろから声をかけられて振り返った。
「僕は合歓垣 映(ねむがき あきら)。ヨロシクね」
小鳩は合歓垣映が持っているものを凝視していた。
「何見てるの? あっこれ? MINIMI(ミニミ)だよ」
映は肩に担いでいたものを、小鳩に見せた。
「軽機関銃だよ」
映はサラリと言う。
「き、機関銃……」
何物騒なものをもっているのだと小鳩は感じた。
「映、ここにいたのか」
中庭に通じる扉がいつの間にか開いていて、一人の女子生徒がいた。
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