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「八田部先輩、こんにちは」
八田部先輩と呼ばれた女子生徒が近づいてきた。
この女子生徒も肩に何かを担いでいる。
「新入りか?」
八田部先輩と呼ばれた女子生徒がそう言うのと、真友華が小鳩の右腕を小突くのが同時だった。
自己紹介しろと言っているのだろうか。
「別に名乗る必要はない」
小鳩はそう言った。
それまではずっと相手方が先に名乗っていたので、急に自分から名乗れと言われても無理な話だ。
「まぁいい。私は八田部 小奈津(やたべ こなつ)だ」
映、放課後に部室に来てと言うと小奈津は消えていった。
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