第一話☆変な女が現れた

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チャイム =昼食= B「ちょっと~聞いてよ~この学校演劇部無いんだって!」 A「え・・・そういうのって普通リサーチしてから学校決めるんじゃ。」 B「だってその頃はまさか自分が演劇やりたくなるなんて思ってなかったもん。」 A「え・・・北風さんって中学の頃から演劇部だったんじゃ無いの?」 B「?違うわよ。」 A「じゃあ劇団に入ってるとか?」 B「全然。」 A「ちなみに聞くけど、いつから女優になりたかったの?」 B「一ヶ月前だけど、なにか?」 A「ハハ・・・ハハハハ。」 B「でも勉強はしたわよ!卒業後の長い休みを利用して演劇人のバイブルガラスの仮面を10回通読したり!下北沢の居酒屋で演劇論を語る団体に混じって論議をかわしたり!」 A「イヤイヤイヤ!駄目だろ!女子高生居酒屋入っちゃ駄目だろ!」 B「それなのに!あぁそれなのに!入った学校に演劇部が無いなんてあんまりだわ~!は!もしかしてこれは未来の大女優である私をおとしめる為の工作なのでは!本当は演劇部はあるのに私の才能をねたんだ誰かがこのクラスに嘘の情報を流しているのね!なんて事!行くわよ!」 A「え?な・・・何!どこ行くの?」 =職員室= 先生「演劇部?今は無いけど。」 A「ほら、やっぱり無いじゃない。」 B「今は無い・・・って事は・・・前はあったんですね?」 先生「確かに、一昨年まではあったわよ、でも3年生が卒業して次に入る人もいなくてね、去年無くなっちゃったのよ。」 B「復活はしないんですか?」 先生「そうねぇ、部室はまだ残ってるみたいだし、人数が揃えば復活できない事もないけど・・・。」 B「解りました!人数集めてきます!」 先生「そう、がんばってね。」
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