-第2話-旅立て青春!-

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「安心しなさい。これは空のモンスターボールよ」 母さんは私の心が読めるのか!? と、思ってると予想に反した答えが返ってきた。 「んな訳ないでしょ。アンタの考えそうな事を考えて言ってるだけよ。 それはどうでもいいとして、これは私からのプレゼントのイーブイよ」 と、出てきたのは先程、コルサを起こしたイーブイ。 「昨日卵から孵ったの。 このイーブイはね、母さんのエーフィと父さんの形見のブラッキーの子供よ。 最悪の事態に備えて、急ピッチで孵化させたのよ。」 「そうだったの・・・。」 1週間前から母さんのお腹がやけに膨らんでいたり、ポケモンを使わずに歩きで買い物とか行ってる理由がわかった。 謎はすべて解けた! ー1週間前ー 「ねぇ、母さん?」 「なぁに?」 コルサの視線の先にはやけにお腹の膨らんだ母親。 まさか私に妹か弟が出来るのか!? いや、でも膨らむのが早すぎだと思う。 昨日までは何とも無かったのに! それより父親は誰だ?   「もしかして・・・太った? なんかお腹周りが凄く不自z「ボコッ!(殴られる音)」   というやり取りがあったんだが、まさかこんな理由があったとは思いもしなかった。   「大事にしなさいよ! 父さんと母さんのポケモンの子供なんだから!」   「母さん・・・ありがt「あら?もうこんな時間!じゃ、行ってらっしゃい!」 感謝の言葉を述べる前に、母に強制的に追い出された1人と一匹。 「・・・行きますか。」 「ブイ」 一人と一匹は、ナナカマド博士が居るといわれるマサゴタウンへと、自転車を進めた。 「ふぅ・・・最後までドタバタしちゃったわね。でもまぁ無事(?)に旅立てたしね。 パパ、あの子なら大丈夫よね?パパの血を受け継ぐあの子なら・・・。」 こうして一匹と一人の長い大冒険は始まった。 Next
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