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ーPM11:00-
窓の明かりが少なくなり外も静まる中、ここの住人だけは違った。
「キャー!!もうシロナ様最高!!素敵過ぎ!!もう目の前でお目にかかりt「ズゴーン!!!(何かがぶち当たった音)」
よく見ると私の目の前には鍋が落ちていた。犯人は判りきっているが。
ポケモンリーグの試合を録画したDVD(本日20回目)を観てテンションが高い娘への愛溢れる制裁である。
これが親子愛である。(激しく間違い)
「全く!ご近所迷惑だからもう少し静かにしなさい!!それより早く寝なさい。明日は何の日だと思ってるの?」
「・・・・・・・・・・明日なんかあったっけ?」
「・・・・・・・・」
娘の返答に呆れ返ってしまった母・サクラ。しまいには・・・・
「あぁパパ・・・・コルサはこんな大事な日を忘れているわ!!私は母親失格なのかしら!?どうしたらいいのー!」
父親の写真に向かって涙を流す始末。(嘘泣きだろうけど)
父親は私が6歳の時に亡くなっている。詳しいことは分からないが、研究員をしていたらしい。
殆ど家に居なかったしね。父さんとの思い出もほとんどない。
それ以降母さんは私を女手一つで育てている。そういう面では尊敬したいと思ってますよ
「つーかさぁ・・・・明日って何かあったっけ?父さんの命日でもないし・・・・・・あっ!!わかった!5軒となりで飼っている肥満ブニャットの誕生日だ!!」
「んな訳ないでしょ!?なんでそんな事は覚えてるのよ・・・・・・いい?明日はね貴方と同じ位の歳の子が、ナナカマド博士からポケモンを貰って、ポケモントレーナーとして旅立つ日なの!!わかった!?ちなみにママも元トレーナーなのよコーディネーターでもあるんだけどね」
「えーマジでーどうしても行かなきゃ駄目?」
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