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「駄目!去年の過ちをお忘れ?そんな事じゃ、パパに顔向けできないわよ。それにアキト君なんて半年前に旅立ったのよ」
ちなみにアキトとは幼馴染である。凄く憎たらしい。
行きたくないと駄々こねる娘に対し、母は最終手段といわんばかり言葉を言い放った。
「シロナさんに会いたくないの??」
その言葉に、コルサが反応したのをサクラは見逃さなかった。
「シロナさんに・・・・・会えるの?」
「勿論。まぁ、シロナさんは今シンオウチャンピオンとして居るから、彼女に会うためには四天王を倒さなきゃならないけどね」
「・・・・・サイン貰える?」
「えぇ。サインだけじゃなく直接戦う事も出来るし、テレビに映る事も出来るわ。そして、シロナさんに勝てば貴方は晴れてシンオウチャンピオン。
世界中のトレーナーの憧れになるのよ!!どう?」
娘の性格を知ってる母であるこそ言える言葉。自分と同じ目立つことが大好きな自分の娘。断るはずがないと母は確信していた。
「・・・母さん。私ポケモントレーナーになるよ。そしてサイン貰う!」
「(未だにサイン諦めてなかったのね;;でも、いい方向に進んだし結果オーライね。)明日は早いんだから早く寝なさい」
「はーい。おやすみ」「はい、お休みなさい。準備はしておくからね」
「パパ。いよいよ明日よ。あの子がトレーナーとして旅立つ日。あの子の事ちゃんと見守っててくださいね。準備しなきゃね♪私が叶えられなかった夢あの子ならきっと・・・・。」
オマケ
ートレーナとして旅立つ決心した時の会話ー
「ねぇ、母さん。今のうちにサイン書く練習したほうがいいかな?」
「まだ必要ないと思うけど。」
NEXT
次にあとがきあります。
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