-第1話ー母の策略-

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「駄目!去年の過ちをお忘れ?そんな事じゃ、パパに顔向けできないわよ。それにアキト君なんて半年前に旅立ったのよ」 ちなみにアキトとは幼馴染である。凄く憎たらしい。 行きたくないと駄々こねる娘に対し、母は最終手段といわんばかり言葉を言い放った。 「シロナさんに会いたくないの??」 その言葉に、コルサが反応したのをサクラは見逃さなかった。 「シロナさんに・・・・・会えるの?」 「勿論。まぁ、シロナさんは今シンオウチャンピオンとして居るから、彼女に会うためには四天王を倒さなきゃならないけどね」 「・・・・・サイン貰える?」 「えぇ。サインだけじゃなく直接戦う事も出来るし、テレビに映る事も出来るわ。そして、シロナさんに勝てば貴方は晴れてシンオウチャンピオン。 世界中のトレーナーの憧れになるのよ!!どう?」 娘の性格を知ってる母であるこそ言える言葉。自分と同じ目立つことが大好きな自分の娘。断るはずがないと母は確信していた。 「・・・母さん。私ポケモントレーナーになるよ。そしてサイン貰う!」 「(未だにサイン諦めてなかったのね;;でも、いい方向に進んだし結果オーライね。)明日は早いんだから早く寝なさい」 「はーい。おやすみ」「はい、お休みなさい。準備はしておくからね」 「パパ。いよいよ明日よ。あの子がトレーナーとして旅立つ日。あの子の事ちゃんと見守っててくださいね。準備しなきゃね♪私が叶えられなかった夢あの子ならきっと・・・・。」 オマケ ートレーナとして旅立つ決心した時の会話ー 「ねぇ、母さん。今のうちにサイン書く練習したほうがいいかな?」 「まだ必要ないと思うけど。」 NEXT 次にあとがきあります。
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