1048人が本棚に入れています
本棚に追加
/249ページ
【翠… 俺のこと、好き?】
…… あの時も言ったよね。
【兄貴だから~とかじゃなくて、ちゃんと!!…… 男として、俺が好き?… ちゃんと、言って!!… 俺のこと、好き!?】
私の頭は超!パニックだった。
だって、大好きな理巧に、
キスされたんだもん……
どうしよ… どうしよ… 。
恥ずかしいのと、すっごくすっごく、嬉しいのと…… 逆に怖いのと…
いろんな感情が目頭に上がってきて…
ドキドキの心臓が、口から飛び出しそうで… 喋れない!
『ね、あの時も、今みたいに酔っぱらい、だったの…?』
だから、真顔であんなコト、言えたの……??
結局、というか…
あの後、高ぶった気持ちのまま、泣きながら、私は理巧に告白した。
何度も何度も……
理巧に促されるままに、【好き】って、言い続けた。
その度に、
ご褒美…。 と言って、理巧は私にキスしてくれたけど、
私はもう、頭がいっぱいいっぱいで、その時の理巧が酔っていたのか… なんて、覚えていない。
初めての、キスの味も……
【2人だけの、秘密…… な。】
最初のコメントを投稿しよう!