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「ありがとう。私はユキ=スナイル。ユキって呼んでね?
クエストがなかなか成功しなくてね。
村長さんの顔を潰してばっかりだったから謝らなきゃなって思ってたんだ。てへへ…」
なるほどにゃ。まぁ適当に愛想良くすればいいだけだから
こいつの用事済ませたらとっととこの村を出て新しいご主人求めに行くにゃ
「僕はモリー。街からやってきたさすらいのアイルーにゃ。
今回は悪い事したから、お詫びに村長の所について行ってあげるにゃ」
そうして握手を交わすとユキは村長のいるところに案内をしてくれた。
「村長さんはもう結構年のいったおばあちゃんでね
私は村長って呼ぶより見たまんまおばあちゃんって呼ぶことが多いんだ。
そっちの方が呼びやすくて村長さんもそれで良いって言ってくれてね。」
しばらく歩くとたき火を突っついてなにやらほじくり返してる老人がいた。
きっと焼き芋でも焼いてるのだろう。
こちらが近づいても全然気づいてくれない。
「あの~おばあちゃん?ちょっといい?」
「…」
芋に夢中なのか全然気づいてくれない。
「ねえ?おばあちゃん」
「…」
ユキの言葉に反応しない…
というか顔が若干怒っているような。
これって気づいてないんじゃなくて、怒ってるんじゃないのかにゃ?
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