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「…そこにおるアイルーはどうしたんじゃ?」
村長はモリーを見るとユキに質問を投げかける。
「あっこの子モリーって言って、街から1人旅してるんだって。
1人で村長さんに謝りに行くの怖かったから着いてきてもらっちゃった。」
それを聞くと村長はモリーを少しの間眺めていた。
「な…なんにゃ?
いくら僕がイケネコだからって惚れられても困るにゃ」
村長は目線をユキに移す。
「よ~いよい。
ユキ、この子と一緒にクエストに行ったらええ。」
「にゃ!?にゃんだってぇ!!?」
村長の発言にモリーは驚きを隠せなかった。
「ちょっと待つにゃ!僕は確かに前いた所ではオトモとして、ご主人について行ってたにゃ!でもフリーになって旅してたら今回たまたまこいつが困ってたから仕方なく付いてきただけにゃ!別にこいつのオトモをする気があって付いて来たわけではないにゃ!暇つぶしにゃ!それにこいつポポのタン取りに行くクエストで失敗してる位にゃ!こいつのオトモになるのは怖いにゃ!他のご主人見つけるにゃ!」
必死になってユキのオトモになることを拒む。
ユキは固まったように村長を見ている。
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