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芽衣「このまま外には出れなさそうね。
怖いけど家に戻るしかないか…。」
芽衣はしばらく家の玄関を見つめていた。
芽衣「いかん、いかん。
立ち止まっていても解決はしないわ。
女は度胸よね!
もしさっきの霊に追いかけられても外に逃げればいいし、地図を見れば迷うこともないわね!
よし、このまま一気に脱出しちゃうぞ!!」
芽衣は再び地図を広げ、見てみると寒気を感じ、凍死してしまいそうになった。
地図には血で
「ヨコセヨコセヨコセヨコセヨコセヨコセヨコセヨコセヨコセヨコセヨコセヨコセ」と書いてあったのだ。
芽衣「わーっ!いつの間にこんな…」
地図をくしゃくしゃに丸めて門に投げつけた。
門に当たった地図もまた一瞬で燃えてしまった。
芽衣は走って家の玄関の前に立った。
そして、彼女は深呼吸を三回したがまだ落ち着かなかったのか、両手で軽くほっぺを叩いた。
芽衣「女は度胸でしょ。」
開けっ放しの引き戸の中に入り引き戸を閉めた。
~一章 迷走~
・end
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