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「ねーねー…陽介(ようすけ)君って双子の妹が居るの?」
「んー?なんでー?」
「同じクラスの月夜さんと双子っていう噂があるから」
女はクラスの端でポツンと一人読書をしている生徒を指差した
「んなわけねーじゃん」
名字は一緒だけどさなんて言いながらまだ文句のありそうな女を黙らした少年は席を立ち読書をしている生徒に近づいた
『……なに?』
本から目を離さず声だけ少年に向ける生徒を少年は快く思わなかったのか持っていたノートを乱暴に机の上に叩きつけた
「これ…やっといてね」
それと同時に授業の始まりのチャイムがなり少年はさっさと自分の席へと戻っていった
放課後になり夕焼けが教室を覆い始めた頃,教室には少年と少女
「さっき渡したやつ終わった?」
『終わってるわけないじゃん』
そっなけなく話す少女に少年はまたも苛立ちを覚えたのか思いっきり押し倒した
「てめーは俺の言うことだけきいてりゃあ良いんだよ」
『それは実の妹にすること?』
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