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その翌日から廊下で彼を見かけるようになった。
彼はいつも1人だった。
友人がいないわけではない。
度々色々な人に声をかけられているところも見かけていた。
しかしある程度話すとふらっと人の群れから外れていくのだ。
見かける限りではあまり感情が表にでるタイプではないようだった。
そして、いつも気怠げな雰囲気を纏っていた。
そんな彼を見かける度に猫のような人という印象をうけた。
何度か彼を見かけるうちに私は気づいてしまった。
移動教室の度に、廊下に出る度に、私は無意識に彼を探して視線を彷徨わせていたことに。
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