霊幻導師 ヤン

伝記

古来より伝わりし導術

導術を極めし導士は、古来より妖怪退治を請け負い人々に安心を与えていた。

昔､この国は妖怪により支配されていた。支配されていたと言っても人間と妖怪達が共存していたのだが､いつの日からか力を強めた妖怪が国を自分の物にしようとしていた。

それは､数百年前の出来事である。 国を納めていた当時の王“虎王タオ”には､プーチーという国家妖怪騎士団をまとめる弟がいた。

タオは“猫王シュウ”の娘､フーとの婚礼を控えていた。プーチーは､虎の血が汚れると二人の婚礼をよく思っていなかったが､二人の恋仲を裂くことが出来ず二人は､結婚をする。