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「ただ殺すので面白くない」
どちらが国王に相応しい器か勝負を挑んできた。
そんなことを受ける義理の無いヤンは、断るとトイは「もし断り私が王になったあかつきには…人間どもを根絶やしにしてくれる!」
そういい放つと手紙を置きその場を立ち去った。今まで育ててくれた人達を死なせる訳にはいかないと人間の友人グァンと一緒に村を出た。
その数年後、ヤンは国の半分を手にいれ人間と妖怪の同盟軍を作る王となった。 もう半分は、妖怪を主体とした軍をトイが率いている。
二人の戦いは何年も続き、最終的にヤンが勝つことになるのだがその頃には、国に生き残る者は戦前の10分の1になっていた。
そして、戦争の終決とともにヤンも生き絶えた。
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