平凡

6/22
前へ
/128ページ
次へ
「お前なあ・・・、やめろよ、それ・・・。って文也もいたのか」 健太の横にいた鈴木文也(すずき ふみや)はいっしょになって俺の頭をいじっていたらしかった。 「ああ。確かにあれは茶髪だった」 と文也は答えた。 文也は俺と健太の中では一番背が高い。身長が180近くある。そして、頭も3人の中では一番良い。全体的に物知りだ。 健太と同様良い友達である。 俺達3人はよくいっしょに遊んだりする。 ただ、どちらかが親友だとか、そういうのはない。どちらとも友達だ。俺は人に優劣をつけるのが 好きじゃない。 「結論を言おう。髪の毛は抜くな」 たわいない毎日の会話をしていると、担任の教師が教室に入ってきた。
/128ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加