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「おい!俺達を置いていくなよ!」
急に走り出した2人を先頭にライルとクラウスは後に続いた。
寮棟の食堂はブュッフェスタイルな為、育ち盛りの生徒達でにぎわっている。
セシル達はそれぞれ好みのメニューをトレイに乗せた。
「座れないから外で食べない?」
トリスはサラダとスープにパンが並べられているトレイを両手で持ちながら、全体を見渡すように体をクルリと回転させた。
「そうだな。そうしようぜ」
ライルは水蛙の足を油で揚げた肉をつまみ食いしながら頷いた。
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