荒れて迷った中学2年生

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それからあっという間に3学期が来た 学校に行く回数を増やしたり 遅刻する回数を減らしたり そんなことは一切しなかった 頑張らなかった でも木曜学習会だけは必ず参加した どんなに傷ついても辛くても 参加し続けた ただA氏に会いたくて話したかった けど参加しても話す機会はほぼ無く 隣に来て教えてもらえたのも1回きり それにA氏は自分のクラスの子達に 教える事が多かった 楽しそうに話して笑って 幸せそうなA氏の姿をよく見てた 1度だけ1番嫌だったのが ある一人の女の子が A氏に抱き着いたり コショコショ話をしたりしてた事 A氏喜んでた、笑ってた 胸が一瞬で引き裂かれた 見たくないから目をとじると A氏とその女の子のはしゃぎ声が 大音量になって聞こえた その瞬間から3年になるまで ずっと思い続けた事がある "A氏のクラスだったら私も好かれてた?" 答えを探してもどこにもなかった でも時間は止まらず どんどん日々が過ぎてった ある2月のA氏の誕生日 A氏のクラスメイト達が 終わりの会にサプライズで 色紙に一言書いてって渡した A氏は嬉し泣きをしてた 入りたかった、その空間に。 でも入れなかった 理由は簡単。 私はA氏のクラスじゃないから でも祝う日だし笑って何とか過ごせた それから3学期最後の木曜学習会の日 最後だけど、最後だからこそ 参加せずにNとSと私で仲良く帰った この時期からちょいちょい行動しだした "終わりの準備"に取りかかった 本気だからこそ自ら終わらせる恋だと思った でも、本気だから 想いはそう簡単には消えてくれなかった それでまた辛かった 逃げ出す事で楽になれると思ってたのに 逃げ出す事で更に辛くなった 好きだから。 忘れられないから。 最愛の人だから。 特にいい事はなく 空しく儚く1年が過ぎた 私の中学2年生が終わった
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