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中学校に入学して
着馴れていない制服を着てた頃
初めての数学の授業の日
女の先生だって事は知ってた
でもオバサンって聞いてたし
正直どうでもよかった
授業が始まる2分前ぐらいに
たまたまふと前を見ると
一人の女の先生がいた。
見た瞬間、何かを感じた事を覚えてる
それから授業が始まって
自己紹介をしはじめた
名前を聞いてから
しばらくの間、名前が頭の中を
ぐるぐる回ってた
それからクラスメイトも
自己紹介しはじめて
私の番が回ってきた。
「私の名前は〇〇〇春です
好きな教科は無くて
嫌いな教科は数学です(笑)」
私の番が回ってくるまでに
自己紹介をした皆がノリで
嫌いな教科は数学って答えてたから
私もそのノリに乗った
じゃあ
「えー(笑)また数学ー？(笑)」
ってA氏は言って
クラスメイトが笑った
教室には笑い声が響いて
楽しかった事を凄く覚えてる
それから数学の授業が楽しみで
仕方なくなったんだ
でも、好きなのかわからなかった
だからただお気に入りの先生
みたいな感じで
綾ちゃんにはまっていった
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