7年後の同窓会

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次の駅で降りて徒歩2分、俺達は居酒屋に着いた。 「お、あれ青木と鈴村…………っておい!鈴村!」 前に歩いていた男女二人組が振り向いた。 青木誠と鈴村かえでだ。 「あ!山城君達久し振り!」 って………鈴村。 「お、鈴村…………その腹まさか………」 「うん!赤ちゃんだよ、誠君とのね」 誠君って……まさかまさか。 「え!?マジ?!お前らけ、け、け!結婚したのか?!」 「ああ、まあな」 少し顔が赤い誠が頷く。 「嘘だろ………誠に先こされるなんて……俺、どうしよ」 「亮は当たり前じゃない?」 「うっせ!黙れ雄介」 俺達の会話に鈴村が微笑んだ。 「ふふ……相変わらず仲良しだね」 「彼女ができない奏太と雄介の相談に乗ってやってんだよ、俺は」 「見苦しいよ亮、さ、早く中入ろうか、鈴村の体冷やしちゃいけねーだろ」 そう言って俺は居酒屋のドアを開けた。 「亘君も相変わらず優しいね、ありがとう」 鈴村の笑顔に少しテンション上がるが、誠がいるから無表情で耐えぬいた。
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