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中に入ると、もうほとんどの人が来ていた。
「お!お前らやっと来たか!問題児の日向、山城、亘」
問題児って、それは雄介と亮だけにしてほしいわ。
「さてと、もうだいたい集まったかな、あとは遅刻組だけか!」
今日の同窓会の仕切りを任されている学級委員の松永。
名簿に色々書き込んである、話によると今日来るのは28人、来ないのが5人、遅れて来る奴は3人らしい。
てことはもう25人いるのか。
「よし!んじゃ、まだ本山先生来てないけど、一回乾杯すっか!」
皆が盛り上がり始める、さっきまで近くにいた雄介と亮の姿が見えないし…。
まぁ、いっか……。
俺はそこら辺にあった椅子に座った。
「んじゃ、乾杯コール!誰やる?」
「俺と亮がやりまーす!」
あ、いた、亮と雄介いつの間にあんなとこまで…………乾杯コールとか、よくやるなー。
「よっしゃ!女子皆可愛くなってんぞ!男子!負けるなー!」
何言ってんのアイツ。
「久し振りに会ってめっちゃ懐かしい!面影ないやつもいるけどとりあえず皆に会えて嬉しいよ!」
面影ないやつ…………。
「んじゃ!皆グラス持て!」
俺もグラスを持ち立ち上がる。
「乾杯ー!!」
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