プロローグ

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「この鉛筆な、アイツが舐めたり噛んだりしてるんだぜ?」 「マジかよ?!汚ねー!」 「菌ついてるぜ?きっと」 「うっわー!」 「じゃあこの鉛筆は佐々菌鉛筆だな」 「お!それ言えてる!」 「おい!佐々菌!」 「……………」 「無視ってんじゃねーぞ!」 「聞こえねーのか!?佐々木だよ!佐々木百合!」 「……………」 「なーなー、アイツムカついた」 「だな、ちょっぴりヤルか」 「お前それ言い方エロいぞ」 「佐々菌が調子乗ってんじゃねーぞ!」 「7年後………」 「あ?」 「何言ってんだ?佐々菌」 「とうとう頭おかしくなったか!」 「ふん、どうでもいいや、7年後になんかあんのか?」 「山城……28番」 「はあ?何言ってんの?」 「日向……21番」 「頭狂ってんのか?」 「亘………32番」 「出席番号言ってんのか」 「ストーカーだな、キモ」 「俺達モテモテ?」 「こんなブスに好かれても吐き気しかしないね」 「奏太、言うねー!」 「まぁブスはブスだし」 「そうだな、ブス!ブス!」 「7年後に………また」
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