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高校1年生の春 私はセントラル国際記念高校に入学 その時の自己紹介 私はテンパリ過ぎて 「わっ、わたくしの名前は、百合子です、わ。よっろしくお願いします、わ」 なんとも不思議なお嬢様しゃべりになってしまった そこから 『百合子さんのお父さんって政治家らしいよ!』 とか 『百合子さんは山を4個持ってる』 とか 『百合子さんの部屋はダイヤモンドだらけ』 とか根も葉もない噂をいつの間にか立てられ 今にあたる 実際、私のお父さんはカメラマンだし 山なんて登ったこともない だけど、今更言えるわけない 毎朝髪を巻き 高そうなカチューシャをして 香水(500円)を着けて学校に行く
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