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目を見開いて見つめる私の頭をくしゃっと撫でて、イタズラな表情をした先輩が言う。 「冗談。」 顔が真っ赤になるのが自分でわかる。 心臓のドキドキもどんどん早くなってく。 「や…やだっ。そんな冗談。私が本気にしちゃったらどうするんですか?」 「いいよ。本気にしても。」 え?え?! ますますドキドキが早くなって、バクバクに変わる。 「先輩、冗談が過ぎます。」 小さな声でそう言った後は、なんだかいつも以上に意識してしまって、簡単な相槌くらいしか話せなかった。 .
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