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若きあの日に手放した命を思い出し、先生の気遣いが切なくて苦しくてやりきれない気持ちになった。
複雑な気持ちのまま、不安な胸の内を私は話した。
『あの…問診票にも書いてますが、私は中絶経験があります。お腹の赤ちゃんは大丈夫でしょうか?私の体で無事に育ててあげられますか?』
今まで書かなかったけれど、私は子宮内膜症や無排卵、激しい生理不順で長年悩まされてきた。
『うーん、今すぐどうこうって事は言えないけど、安定期に入るまでは体調の変化に人一倍慎重になった方が良いかな。でも、お母さんが悪く考えすぎない事も大事ですよ?』
私の表情が強張っていたからか…
先生の最後の言葉に救われた。
(´・ω・`)ハイ
診察が終わり、初めて手にするエコー写真を大切にバックにしまいこんで、病院を出た。
家に帰ればジョージが待っている。
私は定期的に婦人科にかかって居るので…
「婦人科行ってくるね~✋」
と出掛けたけれど、まさか妊娠の確認だとは思ってもないだろう。
家に帰るルート変えて、遠回りしながらいろいろと考えていた。
εεε(=∀)🎶
とりあえず店に連絡して休みをとる。
夜は一人の時間が出来るので、ゆっくり考える時間ができた。
今日、ジョージが仕事から帰ったら…
《妊娠報告だぁ✊‼》
✊(`◇´)オォォォ‼
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