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「では、師匠!いってきます!」
本日2度目のいってきます
「おう、気をつけていってらっしゃい」
「はい!師匠もお気をつけて!では!」
師匠と挨拶を終え、学校へと向かう
学校へ向かっていると見慣れた姿を見つけた
「おっす!零、おはよう!」
「おぉ、おはよう、瑠亜。今日もかわいいな」
「朝っぱらからどうも」
この男の名は『陣内 零』。中学からの馴染みだ。私と話す時だけ言葉の最初か最後によく『瑠亜かわいい』とか『瑠亜萌え』を付けてくる変態だ。……でもまぁ、悪い気はしない
「それより知っているか瑠亜」
「ん?何を?」
「今日転校生がくるらしい」
「ほんとに~?誰情報だよ」
「疑っている瑠亜もかわいいな。担任の忍先生だ」
忍先生とは零の言った通り私たちのクラスの担任である。フルネームは『聖 忍』。何故か『聖』と呼ばれるのが嫌いらしいので皆『忍先生』と呼んでいる
「むぅ、忍先生が言うのなら本当だろうな」
転校生…か。まさかね……
「なんか考えてる瑠亜萌え」
戯れ言を聞き流し、私たちは学校『望桜高校』に着いたのであった
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