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私はアクアスを定番のあの場所『体育館裏』へと連れ込んだ
「にょわ~…こんなところに連れ込んで、やはり愛の告白を……」
「違うってば!」
私はアクアスの正面にたつ
「私はね……こうしてみたかった!」
ブオン!
私は拳をアクアスの顔面へと叩きつけた
「にょわわわ!?あぶ、危ないよ瑠亜~!」
はずだったのだが、アクアスはそれを避けていた
「やはりな……今の攻撃は普通なら顔面直撃するはず。それを避けるということはアクアス」
私は拳を引っ込める
「お前、強いだろう?朝、見つけた時から思っていたんだ。1度戦(や)ってみたいって」
「や、ヤるだなんてそんな……瑠亜ってエッチだな」
「だーから!違うっての!戦ってみたいって話しだよ!」
「ふむ、つまりケンカってやつですな」
「違うよ。戦うの!ケンカじゃないの!」
「ふ~む……ま、違いは何となくわかった」
ふむふむと頷くアクアス。そして言葉を続けた
「まぁ、ボクも幼い頃から体を鍛えてるけど、美容と健康のためとかじゃなくて、きっとこういう場面の時のためだったんだろうな~って思ってみたり」
「そそ、という訳でさ、やろうぜ?」
「もう1ついいかな?」
「ん?なに?」
「ボクたち友達だよね?仲良しだよね?」
「当たり前だよ。じゃなきゃこんなことしないよ」
「ボク、こういうこと初めてだから…優しくしてね……」
「だーかーらー!そういう紛らわしいことと表情をするなー!」
「だから冗談だって」
そう言ってアクアスは構える。なんか無理矢理かまえた感じだ。あまりなれてないらしい
「それじゃいくよアクアス!」
私もかまえる
今、瑠亜VSアクアスの戦いの火蓋が切って落とされた
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