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ボゴォ!
壁にあたる前にアクアスは逃げ、瑠亜の腕はそのまま壁にあたり穴があいた。しかし瑠亜にダメージはない
「何が『実践は初めて』だ!アクアスの嘘つき!」
「ち、ちがうよ!見よう見まねでやったんだよ!ほんとだよ!」
腕についたホコリを払いながら瑠亜はアクアスに言葉をかける
「それに本気じゃないでしょ?そんな重たいモノつけたままで!」
ドキッとした顔を見せるアクアス
「にへへ、クラスのみんなには内緒にしてね。恥ずかしいから」
「そういう問題か……」
すでになんか戦う雰囲気ではない2人
「あ~、はいはい。それくらいでやめとけ、2人とも」
そこにいきなり零が割って入ってくる
「もうやめてるぞ。零」
瑠亜のツッコミに笑顔で答え、アクアスの方をむく
「いや、すまんねアクアス。瑠亜がどーしても、アクアスと戦ってみたいって言ってたからこんなことになって」
「いや、いいよ!ボクも楽しかったし!」
「それと、アクアスをここへ呼んだ理由はもう1つある。……瑠亜」
零に話をふられ話し始める瑠亜
「アクアス。『便利屋』に入らないか?」
いきなりの勧誘に目をまるくするアクアス
「便利屋ってなに?」
もっともな質問である
「便利屋っていうのは簡単に言うと学校の手伝いをする部活だ」
「ふーん。まぁいいよ。他にやることもないし」
「おお!ありがとうアクアス」
アクアスの入部(まだ予定)に笑顔で喜ぶ瑠亜
「(瑠亜かわいい)」
それを見つめる零は置いておいて
「あ、そだ!アクアス」
「ん?なに?」
「この学校、月に1~2回化け物でるから!」
「……へ?」
「そいつらをやっつけるのが私たち『便利屋』の重要な仕事なのだ!」
「な、なんだってー!?」
今、アクアスの波乱の高校生活が幕を開ける!
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