2936人が本棚に入れています
本棚に追加
/386ページ
「なんだその動きは。飲める?大丈夫?」
国枝からコップを受け取り、喉を鳴らして飲みついでに口をゆすぐ。
「うわ、溢れてるし何ウガイしてんのあんたっ」
「…口ゆすいだ…ティッシュくれ」
口の回りが濡れて気持ち悪い。
「ガキかよ…とに」
ティッシュを抜き取り、乱暴に口元を拭かれて眉を寄せる。
国枝はそのまま床を拭いて、ティッシュをゴミ箱に捨てた。
あー…眠い。腕をダラリと垂らしたまま、目を閉じたらため息が降ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!