3

44/46
2936人が本棚に入れています
本棚に追加
/386ページ
「なんだその動きは。飲める?大丈夫?」 国枝からコップを受け取り、喉を鳴らして飲みついでに口をゆすぐ。 「うわ、溢れてるし何ウガイしてんのあんたっ」 「…口ゆすいだ…ティッシュくれ」 口の回りが濡れて気持ち悪い。 「ガキかよ…とに」 ティッシュを抜き取り、乱暴に口元を拭かれて眉を寄せる。 国枝はそのまま床を拭いて、ティッシュをゴミ箱に捨てた。 あー…眠い。腕をダラリと垂らしたまま、目を閉じたらため息が降ってきた。
/386ページ

最初のコメントを投稿しよう!